【第4回地域開発委員会】(2020年1月21日、秋田ビューホテル)
委員13人が出席。3年目を終えたビジネスマン健康達人講座アンケートの結果報告ならびに次年度の開催方法などについて協議するとともに、本年度から取り組んでいる木材振興についての今後の進め方などを話し合った。
担当理事の湊屋隆夫副代表幹事が「本年度から県の伝統的な基幹産業である木材振興について取り組んでいることは意義あること。活発な意見が交わされるものと期待している」。引き続き、田口清光委員長が「県をはじめいろいろな機関が健康経営に取り組んでいるが、なかなか進んでいない。そのような状況を踏まえ、健康達人講座を検討してほしい。また、木材振興は大きなテーマだが、いずれは何らかの形になるようにしたい」などとあいさつした。
引き続き、本年度で3年目を終えた健康達人講座について、事務局がアンケート結果を報告。これを踏まえ、次年度以降の選択肢として以下の4案を提示した。
1.秋田市保健所の「ヘルシー出前講座」と連携し、これまで講師を務めてくれた会員および会員企業の講師に引き続き協力を仰いで事業を再構築して継続する。
2.企業などで働く人(勤労者)を対象にした産業保健分野では、秋田産業保健総合支援センター(独立行政法人健康安全機構)が県内6カ所でほぼ毎月、セミナーや研修を実施。全国健康保険協会(協会けんぽ)秋田支部も協会加入企業等に専門家を派遣し社内講座などを開催している。ただ、開催時間や場所などの情報を一元的に集約したものはほとんどない。これらの情報をワンストップで入手可能なサービスの開始を提言する。
3.県がユフォーレに委託して実施していた1泊2日の健康講座も3年を区切りとし、ユフォーレ主体で2020年から実施の方向。それを利用するのも選択肢の一つになり得るのではないか。
4.アンケート結果を3年間の報告としてまとめ、講座そのものは本年度で終了する。
事務局の報告、提案をもとに、会員からは「5回の講座を決まった社員が受講するという形は難しい。例えば、タバコの問題や口腔ケアなどに絞って開催してはどうか」「継続して受講し健康に関する達人を増やそうという趣旨でスタートした。単発の講座ならばいろいろな団体が開催している。いろいろな講座を一元管理してほしいという思いはある」「委員会で2年学び提言、3年は講座を開催することでスタートした。その後、行政や企業が健康経営に取り組むようになった。そろそろ幕を下ろしてもいいのではないか」「30、40代から健康に対する意識を高めることを経営者が半強制的にでも後押ししなければ健康寿命は延びないと提言しているのであれば、今後も継続するべきだ」「経済同友会は経済人として啓もうしていかなければならない。同友会以外の経済人にも呼び掛け広げていくことを検討するべきだ」などの意見が出た。
健康達人講座の次年度以降については、内容を変えて継続することを基本に、3月に開催予定の次回委員会で検討することにした。
一方、木材振興については、2月18、19日に開催される木材利用推進会議第1回運営協議会に出席する小野泰太郎委員の報告を受け、検討していくことを確認した。