【観光振興委員会 第1回スタジアム小委員会】
(令和3年7月15日、秋田ホテル)
委員14人が出席。スタジアム建設について県や秋田市の動きが報道されている中で、本年度の委員会活動の進め方について各委員の声を聞いた。その結果、「行政のスタンスが定まらない状況だからこそ勉強会や講演会を開催して、にぎわい創出のまちづくりにつながるスタジアムを考えなければならない」と活動を継続することにした。
はじめに、観光振興委員会の竹島知憲委員長が「秋田市長は今春の選挙時に外旭川地区へのスタジアム建設を訴えたが、まちづくり構想のアイデア公募が2年延期もあり得るなど、このところ秋田市や県にさまざまな動きが出ている。このような状況を踏まえ、解散、継続、行政が動くまで小休止など、小委員会の進め方を検討してほしい」。続いて、スタジアム小委員会の加藤俊介座長が「本年度の活動としては、今春の首長選後に小委員会としての方針を固め、提言・提案を出したいと考えていたが、現状では効果的な提言・提案は難しいし、県民・市民からも見向きされないだろう。皆さまのご意見をうかがいたい」とあいさつした。
引き続き、各委員の意見を聞いた。主な意見は次の通り。
〇先月までの県議会閉会後に、知事からいろいろな声が出ているが、スタジアムについて現時点では、県が秋田市に下駄を預けている状態。県議会でも建設推進派は少ないように見える。コロナ禍もあり、今は動く時ではないのではないか。
〇秋田市長のまちづくり構想の提案2年延期発言もあり、今は動く時ではない。提言にあったにぎわい創出のまちづくり、秋田の活性化を目指すことに重点を置くべきだ。
〇卸売市場を巡り先が見えない状況であり、行政の動きを見るべきだ。
〇建設場所を蒸し返すのではなく、スタジアムの運営について話し合ってほしい。経済同友会とブラウブリッツ秋田の後援会が共同して、勉強会を開催することを検討してはどうか。
〇スタジアムの建設場所が外旭川に決まったから小委員会を解散するということは納得できない。活動を継続して、建設後の運営等を検討していくべきだ。今後の県立体育館建て替えの参考にもなる。
〇スタジアム建設については、財源を棚上げしているのではないか。造るなら資金集め、その後の運営など、お金の発想も必要だ。
〇最近の知事や秋田市長の発言には先送り姿勢がみえる。また、芸術や文化、スポーツをないがしろにしているのではないか。行政の立ち位置の誤りを指摘してもいい。
〇一般の人たちの大半は、現在のスタジアムで十分だと考えているのではないか。認識を改めてもらうための世論形成をしていかなければならない。
〇県や秋田市が消極姿勢を示す中、「スタジアムは八橋に」の声も多いと聞く。活性化につながるスタジアム建設を訴え続けなければならない。
〇行政のスタンスが定まらない状況だからこそ、勉強会や講演会を開催して、まちづくり、活性化につながるスタジアム建設を考えていかなければならない。