活動・お知らせ

  • 講演会
  • 洋上風力で地域活性化/由利本荘市長が講演

    TDKとまちづくり推進
    洋上風力で地域を活性化
     由利本荘市の湊貴信市長が講演

     秋田経済同友会は1月26日、秋田市の秋田キャッスルホテルで2023年新年交歓会を開いた。特別講演会では由利本荘市の湊貴信市長が講演し、洋上風力発電事業を見据えて市役所の機構改革を進めたことや、電子部品メーカーのTDKなどと連携して取り組んでいるまちづくりプロジェクトなどについて紹介した。

    由利本荘市の将来を語る湊市長
    由利本荘市の将来を語る湊市長

     由利本荘市沖では2030年に洋上風力事業の商業運転が始まる。市長就任2年目に行った機構改革として、「市民生活部」にあったエネルギー政策課を「産業振興部」に移して「環境保全」の視点で進めてきた再生エネルギーの利用を「産業振興」の視点でとらえ直していくことを強調した。同市沖合の洋上風力発電事業は全国最大級の規模で、経済波及効果が県の試算で1560億円に上ると説明。2022年8月には、三菱商事洋上風力など発電事業者でつくる「秋田由利本荘オフショアウインド合同会社」との間で地域活性化に向けた包括連携協定を結び、「地元サプライチェーンの構築」や「エネルギーの地域循環」などに力を入れていく考えを述べた。
     TDKなどと進める「一番堰まちづくりプロジェクト」については、2023年4月にTDK社員寮で入居が始まることを紹介。「8.5ヘクタールの敷地には社員寮のほか、病院や老人ホーム、商業施設を併設する計画で、大きな街になるだろう」と述べた。
     このほか、スマートフォンの購入支援や市役所窓口でのキャッシュレス決済の導入など、市政のデジタル化を推進していることも紹介した。
     特別講演会には会員57人が出席。冒頭、新年交歓会を所管する広報交流委員会の加藤俊介委員長があいさつした。

    講演に耳を傾ける会員
    講演に耳を傾ける会員

     引き続き開かれた新年交歓会には会員55人と来賓ら8人の計63人が出席した。飲食を伴う新年交歓会の開催は3年ぶり。佐川博之代表幹事は「感染症の拡大によって失われた3年間を新たな進歩の足掛かりととらえ、今年も自由闊達な議論を行って活発な活動を繰り広げよう」とあいさつした。来賓の猿田和三副知事と鎌田潔秋田市副市長があいさつした後、伊藤満副代表幹事の音頭で乾杯し、会員たちはことし1年の活躍を誓った。交歓会の中では新会員10人を紹介。西村幸彦副代表幹事が中締めをしてお開きとなった。

    PAGE TOP